多くの人が自分の睡眠の時間や質に誤った評価を下している
研究チームは、日本在住の20~79歳の421名を対象に、最大6晩にわたり詳細な睡眠データを収集しました。
自宅で使用できるデバイス「インソムノグラフ」を用い、脳波と血中酸素飽和度を測定しています。
脳波データは、睡眠の深さや睡眠ステージ(ノンレム睡眠、レム睡眠)を判別するための最も信頼できる指標です。
覚醒頻度や深い睡眠(N3)の割合を測定することで、睡眠の質や回復度を評価できます。
血中酸素飽和度データは、睡眠中の酸素レベルの変動を示したもので、無呼吸や低酸素症のリスクを特定できるため、特に睡眠時無呼吸症候群を発見するのに役立ちます。
そして、これらインソムノグラフで得られたデータを医師が分析し、客観的な睡眠評価を下しました。
加えて、被験者には睡眠に関する質問票を記入してもらい、これらの主観的評価と客観的評価を比較しました。
これにより、自覚的な睡眠感覚が客観的指標とどの程度一致しているのかが分析されました。
その結果、睡眠の不調を訴えた人の66%は、客観的な不眠はなく、問題が見つかりませんでした。
「寝付きが悪い」「よく目が覚めてしまう」と、眠れないことで悩んでいる人の7割近くが、実は「よく眠れていた」のです。
一方で、「十分な時間眠れている」と感じている人の45%は、客観的には睡眠不足が疑われると分かりました。
「十分寝ている」と主張する人の約半数は、実際は寝不足だったのです。
さらに、「睡眠の質が良い」と感じているグループと、「睡眠の質が悪い」と感じているグループでは、中等症以上の睡眠時無呼吸症候群の有リスク者の割合がほとんど変わらないことも分かりました。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠の質を大きく低下させますが、主観的な睡眠評価では、このリスクが見過ごされやすいと分かります。
これらの結果は、主観的な睡眠評価だけでは不十分であることを示しており、脳波や酸素飽和度といった客観的データの重要性を明らかにしました。
また、今回の研究では、自宅で測定可能なインソムノグラフのようなデバイスが普及するなら、そうした客観的な睡眠データが得られやすくなることも示しています。
私たちの睡眠の時間や質に関する感覚は当てになりません。
だからこそ、誰もが一度は、自分の睡眠に関して専門家から客観的な評価を下してもらう必要があるのかもしれません。
睡眠の質を「睡眠時無呼吸症候群ではない」と定義するんならそうだろうよとしか。
自分はそれより朝快適に起きれる事を睡眠の質と定義したいです。
「睡眠脳波と血中酸素飽和度」のデータと、快適な目覚め(主観)とのズレがあるという事なので、快適な目覚め(主観)となる条件は別の実験をする必要があると思います。
この記事では、睡眠の質を「睡眠時無呼吸症候群ではない」と定義していないです。
↑さすがにそれは記事の感想としてあまりにも無意味だと思いますが。。。(笑)
2025/01/27 12:12:24のコメント主さまへの指摘ですので、感想ではございません。
感想ではないので、感想として無意味というご意見は御もっともです。
自分はそれより朝快適に起きれる事を睡眠の質と定義したいです。
↑さすがにそれは記事の感想としてあまりにも無意味だと思いますが。。。(笑)
記事の結論は、「私たちの睡眠の時間や質に関する感覚は当てになりません。」です。
睡眠の質の定義を変えて論ずるのは、あまりにも無意味だと思いますが。。。(笑)
論文の執筆者および記事の作者に対して非常に失礼な行為であり、かつ自己中心的過ぎます。