画像
Credit: canva
health

リーダーが「謙虚」だと、従業員のメンタルヘルスと働きがいが向上すると実証! (2/2)

2025.02.25 07:00:08 Tuesday

前ページリーダーの「謙虚さ」が働きやすい職場を作る?

<

1

2

>

リーダーが謙虚だと、職員の「やる気」が向上

東京大学の研究チームは今回、中央省庁の職員1088名を対象にオンライン調査を実施しました。

調査では、

・リーダーの謙虚さ(部下の意見を尊重する、間違いを認めるなど)

・職場の心理的安全性(自由に発言できるか、ミスを恐れずに行動できるか)

メンタルヘルス(ストレスや抑うつの程度)

・エンゲージメント(仕事への意欲や満足度)

といった項目を測定しました。

その結果、リーダーの謙虚さが高いほど、職員の心理的安全性が向上し、それがメンタルヘルスの改善やエンゲージメントの向上につながることが明らかになりました。

これは「謙虚なリーダーがいる職場では、部下が安心して意見を言えるため、ストレスが減り、仕事への満足度が高まる」ということを示しています。

さらに興味深い点として、リーダーの謙虚さが直接メンタルヘルスやエンゲージメント(働きがい)を向上させるのではなく、「心理的安全性」を介して影響を与えることがわかりました。

つまり、単にリーダーが「謙虚」なだけでは不十分で、それがまずは「部下が安心して発言できる環境づくり」につながることが重要なのです。

画像
Credit: canva

今回の研究は、日本の中央省庁を対象としたものでしたが、民間企業にも十分応用できる結果です。

多くの企業では「カリスマ的なリーダー」や「強いリーダーシップ」が求められることが多いですが、それが必ずしも良い職場環境を生むとは限りません。

むしろ、部下の意見を尊重し、失敗を許容する「謙虚なリーダー」がいる職場の方が、社員のメンタルヘルスが良好で、働きがいも高くなる可能性があります。

この研究結果は、リーダーのあり方を見直し、心理的安全性を高めるためのヒントを提供しています。

あなたの職場のリーダーは、部下の意見をどれくらい尊重していますか?

これからの時代、職場の幸福度を上げるために「謙虚なリーダーシップ」が求められるのかもしれません。

<

1

2

>

リーダーが「謙虚」だと、従業員のメンタルヘルスと働きがいが向上すると実証! (2/2)のコメント

マッド

確かにリーダーが謙虚なら、メンタルヘルスには有効かと思います。が、エンゲージメントに関しては、リーダーが各個人の仕事の量と質の管理をしないと駄目だと思いますので、「リーダーが謙虚〜」は、当てはまらないと思います。残業代が欲しい社員は常にダラダラ働き、納期が迫るとヘルプを呼びます。ただ、ここでもヘルプにほとんど任せて、自分の仕事量は増えません。ヘルプに呼ばれた人は、自分の仕事もある中で呼ばれているので何とか頑張りますが、当然どこかでミスが起こります。上述の社員は、「ただ仕事をこなすだけ」なので、仕事の間違いには気付きません。つまり、「リーダーが謙虚〜でも、その社員のエンゲージメントは上がらない!」事になります。なのでリーダーが謙虚でも、リーダーが各個人の仕事の量と質の管理をしないと駄目だと思われます。

OYG

リーダーが謙虚で部下が働きやすいのは大変結構な事だが、そんな机上の空論で良いのか?
リーダーの上司がパワハラだったり経営者が強権だった場合は「良く有る事例」
リーダーはサンドバッグ状態ですが?
部下が話し易い=リーダーは受入地獄
そんな職場環境では誰かが犠牲になって終わり!
自分を守るべきで早く退散しましょう!ばいなら〜

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

スマホ用品

健康のニュースhealth news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!