話を聞く時の指トントンは「雑音フィルター」になる可能性
実験は3種類行われましたが、結果は、研究者たちの仮説を見事に裏付けるものでした。
ノイズの多い環境では、音声のリズムと指のタッピングを同期させていた参加者の方が、会話の内容を正確に理解できる確率が有意に高かったのです。
そしてある実験では音楽のビートも確かめられました。
しかし、指トントンせずに音楽のビートを聞くだけでは、この効果がそれほどあらわれませんでした。
このことは、能動的に指でリズムを取ることが、言語理解を高める鍵であることを示唆しています。

研究チームは、リズム運動によって脳内のタイミング処理が音声入力と同期しやすくなり、言語情報のピックアップ効率が上がると説明しています。
つまり「聞き取りにくい…」と感じるような場面でも、音声のリズムに合わせて指を軽くトントンするだけで、脳が“話の流れ”を掴みやすくなるというわけです。
とはいえ、今回の研究にはいくつか限界があります。
例えば、サンプル数が大きくないこと、参加者たちは若いフランス語話者に限られていたことなどです。
それでも今回の研究結果は、教育現場や語学学習、高齢者の聞き取り支援など、さまざまな分野での可能性を秘めています。
「うざい癖」だと思っていた指トントンは、脳が外の世界とタイミングを合わせようとする“リズムの橋”だったのです。
もし今度、雑音の中で誰かの話を聞くタイミングがあれば、「うざい」と思われるのを覚悟で、指トントンしてみてください。
相手の話を聞き取りやすくなるかもしれません。
下手くそですが元ドラマーだったのでトントンはいつも頭の中でしていますが…。
どうでしょうね、話よく聞けてるのかな…。
トントンしてるうちにそっちが楽しくなってきちゃうからな…。
指トントン
貧乏ゆすり
見ていてどうにもこうにも
不快な気持ちになってしまう。
実体験として、このような癖を持つ人に
穏やかな性格の人はいなかった。
このような癖のある人とは
極力話をしないようにしています。