その後どうなった?保護された赤ちゃんアライグマは世界中から注目される
救出されたアライグマは、マサチューセッツ州内の野生動物リハビリテーション施設「Leyden Center for Wildlife Rehabilitation」へと移送されました。
ここでは専門スタッフによる手厚いケアが提供されており、食事や水分補給、保温環境が整えられた中で回復に向かっています。
この施設は野生動物の保護・回復・再導入を専門とする非営利団体で、負傷したり親を失った動物たちを一時的に保護し、自然に返すことを目的としています。
Leyden Center for Wildlife Rehabilitationは、この保護の様子をFacebookで動画付きで投稿。
投稿された動画では、濡れていた姿とは打って変わって、毛布の上で元気にエサを食べている元気なアライグマの姿が確認できます。
Belchertown Animal Controlもこの動画を引用して、「世界的に有名になった赤ちゃんアライグマは元気です!」とコメントしました。
この「直立アライグマ」の姿とその後の様子は、瞬く間にインターネットで拡散。
大手メディアでも取り上げられ、SNS上では「彼は玄関の警備員みたい!」、「まるで映画のワンシーン」といったコメントが殺到しました。
そして動画には「泣きそうになった」「癒やされた」といった声も寄せられ、多くの人々がこの小さな命に心を動かされました。
なお、同じ日にネットに絡まって動けなくなった状態で発見された幼いウッドチャック(グラウンドホッグ)も、同じくLeyden Centerに搬送され、2日後には野に戻りました。
春から夏にかけては、多くの野生動物が出産・育児を行うため、保護件数も自然と増加します。
それでもこのような保護を通して生じる「野生動物とのふれあい」は、時に思いがけない感動を与えてくれます。
もしかしたら、あなたの玄関先にも何か可愛らしい動物が立っていることがあるかもしれませんよ。
親の場合、立っていたら蹴飛ばして終わりですし、私の場合はその動物を恐れて家に入れなくなって終わりですからね。
家の前に立って助けを求めたいのはこっちの方ですよ、ははは。