絵文字を使うと相手との関係が良くなると判明!
調査の結果、絵文字付きの返信は、絵文字なしの返信よりも『応答性が高い』と評価されました。
絵文字があることで、相手が自分に気を配り、感情的にも関わってくれているように感じられる傾向が強まったのです。
この「応答性の高さ」は、さらに「親密さ」「関係満足度」にも良い影響を与えることが確認されました。
つまり、絵文字を使うことで、相手との距離感が縮まり、関係への満足感が高まるというわけです。

一方で、使われた絵文字の種類(顔文字か、記号・オブジェクトか)による効果の差は統計的に有意ではありませんでした。
『にっこり笑う顔』でも『紙吹雪』でも、文脈と一致していれば、どんな絵文字でも「相手がこちらに気を配ってくれているという感覚」を高めていたのです。
さらに、参加者の年齢、性別、日常的な絵文字使用頻度などの個人要因も、効果に影響を与えませんでした。
つまり「若い人だから効果がある」「普段から絵文字を使っている人だけが影響を受ける」ということはなかったのです。

この結果から、研究者は「絵文字は単なる装飾ではなく、『私はあなたに注意を払っています』という非言語的なサインとして機能している」と結論づけています。
今回の研究は、私たちが日常的に使っている絵文字が、実は人間関係にポジティブな影響を与えていることを科学的に示したものです。
相手に嫌がられていない限り、絵文字を積極的に使ってみましょう。
それだけで、あなたの人間関係がちょっと良くなるかもしれません。
「絵文字を頻繁に使う人にはいくつか悲しい特徴があった」記事内容とのトレードオフ。共感や同盟構築維持を優先するか、開放・革新・想像を取るか。