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Credit: canva
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夜型は不安や孤独感が強く「あるもの」に依存しやすくなっていた (2/2)

2025.09.22 23:00:19 Monday

前ページ夜型が抱える「孤独」と「不安」、社会のリズムから外れる苦しみ

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スマホ依存の“落とし穴”、心の隙間を埋めるはずが逆効果に?

では、なぜ夜型の人ほどスマホやSNSにのめり込んでしまうのでしょうか。

研究によれば、夜型タイプの若者は、「不安」や「孤独」を紛らわせるためにスマートフォンやSNSに頼る傾向があることが分かっています。

たとえば、

・眠れない夜、手持ち無沙汰でSNSを開く
・寂しさを感じたときに、誰かの投稿やメッセージを求めてスマホを手に取る
・通知が来るたび「誰かとつながれるかもしれない」と期待してしまう

一時的には、スマホやSNSを使うことで気分がまぎれるかもしれません。

しかし、そこには「悪循環」が潜んでいます。

研究者は「夜型の若者が心の寂しさを埋めるためにテクノロジーを利用すると、かえって孤独感や不安感が強まってしまうケースが多い」と警告します。

実際、

・スマホやSNSに頼りすぎると、リアルな人間関係がますます希薄に
・依存的な使い方が続くことで、学業や生活の質が低下
・スクリーンタイムが増えることで、睡眠の質も悪化し、さらに心身の不調が深まる

という負のスパイラルが生まれるのです。

この「心の隙間を埋めるためのスマホ利用」が、知らず知らずのうちに「心の傷口を広げてしまう」――それが現代型依存の怖さなのです。

スマートフォンやSNSは、私たちの生活に欠かせない便利なツールです。

しかし、不安や孤独を癒す“心の薬”ではありません。

特に夜型タイプの人々にとっては、「社会とのズレ」や「心の孤独」を抱える中で、スマホやSNSが危険な慰めとなりやすいというリスクが、今回の研究で明らかになりました。

研究者たちは「依存を防ぐには、単にスマホの利用時間を減らすだけでなく、不安や孤独感そのものにアプローチする支援が重要」と指摘しています。

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