画像
Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
space

地球からわずか18光年先に「スーパーアース」を新発見 (2/2)

2025.10.27 17:00:47 Monday

前ページ「お隣の恒星系」で見つかったスーパーアース

<

1

2

>

次世代の望遠鏡が「生命のサイン」を捉える日は近い?

科学者たちが系外惑星を発見する最大の理由は、「そこに生命がいるかもしれない」という希望です。

生命の成立に不可欠な条件として、まず「地球のように岩石質であること」と「表面に液体の水が存在しうる適温であること」が挙げられます。

しかし、これら両方を満たし、かつ詳細に調べられるほど近い惑星は驚くほど希少です。

GJ 251cはこのどちらもクリアした上に、距離もごく近いため、今後の直接観測や大気分析の「主役候補」として一気に注目を浴びることとなりました。

現在の観測技術では、GJ 251cの「直径」や「大気組成」までは観測できていません。

しかし今後、30メートル級の新型地上望遠鏡や宇宙望遠鏡が稼働すれば、惑星そのものを直接撮像し、大気の成分――たとえば水蒸気や酸素、さらには生命活動の痕跡物質――を検出できる時代が到来します。

GJ 251cの発見に携わった研究者らは「この惑星は今後10年以内に、地球外生命の“証拠”を直接探るための最有力ターゲットになりうる」と期待を込めて語ります。

GJ 251cにはまだ「大気」や「生命」があるとは確認できていませんが、「今後の探査で必ず注目されるターゲット」であることは間違いありません。

人類はついに、宇宙のすぐ隣で「生命の痕跡」を直接探せるステージに到達しつつあります。

もしこのスーパーアースに、地球と同じような水や空気、そして生命活動が存在していれば、私たちの「孤独な宇宙」のイメージが、大きく塗り替えられる日も近いかもしれません。

<

1

2

>

地球からわずか18光年先に「スーパーアース」を新発見 (2/2)のコメント

ゲスト

ロマンあるなあ

コメントを書く

※コメントは管理者の確認後に表示されます。

0 / 1000

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

スマホ用品

宇宙のニュースspace news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!