『腱トレ』で転倒リスクを下げられるか? / 左の装置は筋力計(ダイナモメータ)で、足首をしっかり固定したままふくらはぎに力を入れてもらい、そのときに小さな“超音波カメラ”を当てて腱がどれくらい伸びるかを映します。超音波は、ふくらはぎの内側にある内側腓腹筋(medial gastrocnemius=mGAS)とアキレス腱のつなぎめ、つまり筋腱接合部(muscle-tendon junction=MTJ)に置き、筋が引っぱる→腱がどれだけ“たわむ”かを直接見るための位置取りです。右の模式図は直立の測定で、まっすぐ立ったまま体がわずかに前後にゆれる様子を記録します。図中の「+」は解剖学的な標準姿勢から見て反時計回りの動きを示す符号で、どちら向きに体や関節が回ろうとしているかを数字で整理するための約束事です。立位のときは超音波プローブを内側腓腹筋の“おなか”(筋腹)に固定しておき、外からは見えない筋肉と腱の細かな動きを、足裏の圧力の変化と同時に追いかけます。要するに、座って力を入れる場面では「腱の伸びやすさ」を、立っている場面では「ゆれと筋・腱の動きの連携」を、それぞれ超音波でのぞき込んだ、というわけです。Credit:The medial gastrocnemius fascicle shortening and tendon lengthening in static standing are associated with age-related postural instability in older adults
腱の伸びを抑えられるようになると…おっぱいが垂れるのを防止できるようにもなるのでは?
それは靭帯ですね
面白い発想です。
よく工学屋さんが、ヒトを足首を支点とするバネ付き倒立振子モデルで説明したりします。「高齢者は反応時間が遅く筋力が弱くなるから、バネの張力が弱くて(負帰還回路のオーバーシュートが激しく)前後に大きくゆっくり揺れる」みたいな説明がされます。それが、この記事の「バネと支点を結ぶヒモが弾性力を発揮せず伸びちゃう」というのは同様の大きな揺れが説明できそうです。
(高所を思わせる風景や運動錯覚を起こす視覚刺激を提示して)伸張反射の強さを変えて重心の移動状況を計り比べれば、腱と筋のどっちがへたっているかわかったりして・・・
肯定的な当校を翻します。
日本人高齢者は、テニスエルボーやアキレス腱炎など腱と骨の付着部を高率で痛めます。その原因は腱と筋を合わせた長さが縮んだからだとされ、炎症を抑える治療が一段落すると、静的なストレッチで関節可動域を広げる訓練で再発防止をはかります。欧米人と日本人はガタイのつくりが違うのかしら