モンスター惑星の1年は地球の2.5日
NGTS-1b発見後、研究チームは、この巨大惑星の重力の影響が主星にどの程度の「ゆらぎ」をもたらすかを測定し、惑星の大きさ・位置・質量等の確定しようと試みました。
結果、NGTS-1bの公転軌道が主星に非常に近い位置にあることが判明。その間隔距離は地球-太陽間の僅か3%、公転周期は2.6日で、それはNGTS-1bの1年が地球の2.5日に相当します。
NGTS-1bとその主星は、地球から約600光年離れており、鳩座の中に位置しています。しかし「モンスター級の巨大惑星でありながら、NGTS-1bはその主星が小さく仄暗いため、発見は難しいものでした」と研究者は語っています。
またNGTS-1bの主星NGTS-1は、宇宙で最も多いタイプであるM型の矮星に分類されます。ここから分かるのは、予想外の巨大ガス惑星がさらに多く見つかる可能性があるということです。
研究者は「我々が今後、他にどのような面白い新惑星に出会えるか――それを知るのが楽しみです」と話しています。
via: daily.co.uk, afpbb.com / tranlation by 羽鳥浩太郎 / edited by Maxim