胎児の神経発達に決定的・長期的影響をもたらす母親の食事
ナッツは、高血圧・酸化ストレス・糖尿病のリスクを減らす栄養食として人気が高い。また、高齢者の認知機能の低下を防ぐ効果にも注目が集まっている。ところが、妊娠中の母親のナッツの摂取と子どもの知的能力の関係は、これまで調査されたことがなかった。
研究チームによると、発達途中の胎児の脳は一連の複雑なプロセスを経るため、母親が摂取する栄養は胎児の神経発達における決定因子であり、長期的な影響をもたらすとのこと。
また、妊娠初期と違い、妊娠後期のナッツの摂取が子どもの知能に影響を与えないのは、胎児の発達リズムが妊娠の期間中に変化するためのようだ。胎児の神経発達が、母親の食事の影響を特に受けやすい特定の時期があるのかもしれない。
未来のママたちにとっては朗報のこのニュース。食生活にナッツを取り入れることで、賢いベイビーが生まれるかもしれない。