「みんな!オラに力を分けてくれ!」的な電波望遠鏡の能力
また、電波望遠鏡には1つの鏡(パラボラ面)で運用する「単一鏡」と、小さいパラボラアンテナを複数使って観測する「干渉計」の2種類があります。
「干渉計」は小さいアンテナをたくさん広範囲に展開させることで、直径の大きなアンテナと同じ働きを得ることができるのだとか。
実は冒頭のブラックホールの初の撮影もこれによるもの。世界各国の観測所がタイミングを「せーの」であわせ、一斉に観測を行ったからこその成果なのだそう(なんという『ドラゴンボール』感)!
さきほどの「ミリ波干渉計」も名前のとおり干渉計なので、6台あわせて最大直径600mの電波望遠鏡に相当する観測ができるとのこと。
配置をかえられるよう、側に線路が通っていますね。
足元の部分にある、このくぼみにレールがはまるのでしょうか。フォーメーションを変えるのも大変そうです。