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「なぜ今まで無かったの?」視覚障害者が開発に携わった「スマート杖」が革命的 (2/2)

2019.09.09 Monday

前ページマップと連動して内蔵スピーカーで周辺情報を伝達

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最新技術を視覚障害者のQOL向上に活用

WeWalkのCEO兼共同創立者であるクルシャト・チェイラン氏は、自身も視力を持ちません。チェイラン氏は、現代のテクノロジーを視覚障害者のためのツールとして利用したいと強く考えており、スマート杖の開発に貢献しました。

「世間が空飛ぶ車の話でもちきりになっている一方で、視覚障害者はただの簡素な杖を使い続けています」と語るチェイラン氏。「もっと便利に・快適に」という視点も大切ですが、本当に困っている人たちの生活の質や安全性を本質的に向上させることにもより多くのエネルギーが注がれるべきです。

WeWALKを使うことで、視覚障害者は、地下鉄の出口がどこにあるのかも、乗車すべきバスが近づいていることも、周りにどんな店があるのかも、知ることができるようになるでしょう。

WeWALKを片手に通りを歩く男性 / Credit: WeWALK

WeWALKは、現在500ドル(約5万3千円)で販売されています。開発チームは、ゆくゆくはこの杖をウーバーなどの相乗りアプリや交通サービスと連動させることで、機能性のさらなる向上を目指したいと考えています。

まさに「魔法の杖」ですね。視覚障害者の生活は、今後ガラリと変わりそうです。

目にナノ粒子を注入して暗視能力を手に入れる実験に成功

reference: adaptnetwork / written by まりえってぃ

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