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つくれるの!? 電波望遠鏡をDIYした地質学者が話題に (3/3)

2019.10.06 Sunday

前ページ導波管供給口と受信機も備えて…

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お待ちかねの初観測!

さて、こうしてようやく完成した電波望遠鏡を使って、いよいよ初観測です!

Credit: David Schneider

初めは中性水素線をかすかにしか観察できなかったシュナイダー氏ですが、HDSDRの使い方に慣れるにつれ、信号を時間平均化し、スペクトル図表の焦点を当てるコツを身に着けます。

はくちょう座でもっとも明るい恒星デネブにアンテナを向けると、図表にははっきりと中性水素線の存在を示す「線」が現れました。アンテナをはくちょう座の方角へ向けると、天の川銀河のオリオン腕が発する1420.4メガヘルツに極めて近い強力な信号を受信することができます。

また、アンテナをカシオペア座の方角へ向ければ、中性水素線が1420.5に変化することが分かります。これは、わずかなドップラー効果がにより、これらの波長を発生させる物質が観測者である私たちに近づくほど相対的な速度を上げるためです。

Credit: David Schneider

このように、お手製の電波望遠鏡を用いれば、天の川銀河の中心から伸びる複数のスパイラルアームから発生するさまざまな周波数を持つ個別の信号をいくつも観察することが可能です。

Credit: David Schneider

「宇宙人からのメッセージを受け取りたい」と密かに願うそこのあなた。それは難しくても、電波望遠鏡をDIYすれば天の川銀河のマッピングは可能ですよ!15,000円の材料費は決して高すぎることはないはずです。

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reference: spectrum.ieee / written by まりえってぃ

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