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観測史上初、若い「連星」が発見される (2/2)

2019.10.12 Saturday

前ページ近そうで実は遠いお互いの距離

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お菓子みたいな連星の巨大円盤

画像を見ると、連星はお菓子のプレッツェルや源氏パイのような形をした、巨大なディスク(星周円盤)に囲まれているのが分かります。この巨大なディスクは、膨大な量のチリやガスからできており、そこから新しい星や連星が生まれるのです。

さらに、この連星はそれぞれ別の円盤を持っていることが確認されています。そこからガスやチリで出来た細長いフィラメントが伸びて、連星全体を取り巻く巨大円盤と繋がっているのです。

連星をズームした様子(右)/Credit:ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)

どうやら巨大円盤のガスやチリは、このフィラメントを通して2つの星に流れ込んでいるようです。

しかも、面白いことに、現段階で2つの星には質量差があるのですが、ガスやチリは質量の小さい方に優先的に流れ込んでいることが分かっています。このようにして、徐々にお互いが等しいサイズになっていくのでしょう。

連星形成のシミュレーション映像はこちらです。

土星に新たな衛星を20個発見。衛星数で太陽系トップに躍り出る

reference: sciencealert / written by くらのすけ

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