成長に合わせて体色もチェンジ
彼らの体色は、最初から新緑の青葉のような鮮やかさを保っているわけではありません。子供の時期は赤や茶色に近い色をしているので、それに合わせて枯葉や枝先に擬態します。

体の色は成長するに従って徐々に青葉のような緑に変わっていくので、それに応じて住む場所も変えていきます。危険なのはこの移動時です。
ここで立派な大人になれるかどうかが試されるわけですね。
また、子どもと大人では体のサイズがまったく違います。彼らは大人になるまでに、実に7回ほども脱皮を繰り返して、大きな体へと成長していくのです。

攻撃力や耐久性のない生き物たちは、天敵に襲われないよう工夫して生き残る道を模索しなければなりません。彼らがここまで徹底した擬態をするということは、それだけ身の回りに危険があふれているということでもあります。
その涙ぐましい努力、そして生命の神秘には、舌を巻くばかりですね。
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