名前の由来にもなったカモのようなクチバシ
カモノハシの名前の由来はカモのクチバシに似ているからカモノハシとされており、四肢のある体に生えた平たくて大きなクチバシは思わず目を奪われてしまいます。
このカモノハシのクチバシですが見た目が似ている鳥のクチバシが固いのに対し、触ってみると弾力があってゴムのようなやや柔らかい触感なのです。
カモノハシはこのクチバシを使って食べ物を探すのですが、その方法も実にユニーク。
なんとカモノハシのクチバシには生き物に流れる電流を感知できる神経があり、それを活用して川底に隠れた小さな魚やエビ、貝などの獲物を捕らえるのです。
そのため、水の中に適応したカモノハシですが泳いでいる最中は目を開けることはありません。
また、カモノハシにはクチバシの中に歯が生えていません。これは電流を感じる神経を発達させるために、歯が邪魔になったので退化したからと考えられています。