火星撮影による研究
マーズ・エクスプレスは2003年から、火星の全体を撮影し続けています。その解像度は、火星表面を10メートル/ピクセル以上で捉えていて、どのように火星の表面が変化していくかを調べています。
ここからは火星がかつてはどのくらい湿度があったのか、火山と地形の関係、また地下を構成する成分などもわかるのだといいます。
そして何より、圧巻の火星の風景を数多く提供してくれています。下の画像は82kmのサイズがある火星のクレーターで、マーズ・エクスプレスのHRSCで撮影されたデータから生成されています。
この北極冠にできた氷と谷の高解像度画像は、2020年1月13日からアルゼンチンで開催されている「第7回火星の極域科学と探査に関する国際会議」で発表されています。