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スイングバイで水星へ向かう探査機が地球に別れを告げる映像がエモい (2/2)

2020.04.28 Tuesday

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地球スイングバイ航法

「どういう状況なの?」という人たちのために少し説明しておくと、この映像は探査機が水星の軌道へ向かうために地球の重力を利用して軌道を曲げているときの様子です。

これをスイングバイ航法と呼びます。

探査機が実際に打ち上げられたのは2018年10月19日のことで、それから1年以上かけて、探査機は地球軌道をグルっと回って地球に最接近し、地球の重力を利用してもっと内側の太陽系軌道へ移動しているのです。

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地球スイングバイの概要。/Credit:ESA

このあとベピコロンボは金星の軌道に乗り、今度は金星の重力を利用したスイングバイによってさらに内側の水星へと向かう予定です。

金星では2回のスイングバイが必要で、水星でも軌道に安定して乗るために6回のスイングバイを行うそうで、最終的にベピコロンボが目的の水星に到着するのは、2025年12月になるとのこと。

長い旅はまだ始まったばかりで、彼が地球を見るのは今回の映像が最後です。「さようなら、頑張って」と応援したくなりますね。

国際水星探査計画「BepiColombo」は国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)および欧州宇宙機関(European Space Agency, ESA)の協力で行われている大型ミッションです。

この探査機には、JAXA担当の水星磁気圏探査機「みお」と、ESA担当の水星表面探査機「MPO」が搭載されています。

小惑星リュウグウはスポンジみたいにスカスカだった。はやぶさ2が新たに発見

reference: sciencealert,ESA,JAXA/ written by KAIN

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