ペスト医師はどんな仕事をした?
ペストの疫病医は、14世紀にはすでに存在していましたが、カラスのような鳥のくちばし型マスクが着用されるのは17世紀からです。
彼らは、感染症の治療を専門としたヨーロッパ人の医師であり、疫病が発生したときに村や町、都市に雇われた医師でした。
主な仕事は、ペスト患者の治療および遺体の埋葬です。また、1日の死者数を日誌にまとめ、死者の遺言を記録する仕事も請け負いました。死者や危篤状態の患者の遺言を証明する証人として、召喚されることもしばしばあったそうです。
それから、病気の治療法を探すために、遺体を検死解剖することもありました。
かの有名なノストラダムスもペスト医師として活躍しています。