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メスの子どもを残せないよう「遺伝子操作された蚊」を放出予定。環境への影響はいかに… (2/2)

2020.08.31 Monday

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環境への悪影響はあるのか?

Oxitec社の主張に対して、擁護団体からは環境への意図しない影響を危惧する声も上がっています。

この新しいテクノロジーのテストが十分になされていないと指摘しているのです。

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(赤)ネッタイシマカが生息しデング熱が発生している地域 , (青)ネッタイシマカの生息域/Credit:commons/wikipedia

国際技術評価センター及び食品安全センターの政策ディレクターであるジェイディー・ハンソン氏は、「ネッタイシマカの数が減るなら、他の蚊が彼らがいた生息地へと移動してくるかもしれません」と述べています。

他の蚊によって、別の場所からこれまでには見られなかった病気が運ばれるおそれがあるのです。

ハンソン氏はまた、昆虫の食物連鎖への予測できない影響や、遺伝子操作された蚊が在来種と交雑することで殺虫剤に対して耐性の高い雑種が生まれるリスクがあると警告しています。

このように遺伝子操作された蚊が与える影響への懸念は完全に拭い去られていません。

しかし、現段階では既にフロリダ州はこの取り組みを承認しており、2021年の実行は変わらないでしょう。

フロリダでも安全かつ効果的であると実証されるなら、気候変動によって増大する蚊の個体数に対処するための強力なツールを手に入れたことになります。

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