バイオソリッド(うんち)の有効活用
バイオソリッド(英: bio solids)とは下水汚泥を指す言葉です。つまり「うんち」なのですが、これではイメージがあまり良くありませんね。
そのため近年では生物的固形物という意味から、うんちはバイオソリッドと呼ばれるようになっています。
バイオソリッドは長年、廃棄物として扱われてきました。もちろん有効活用するために肥料や土壌改良剤として使用されていますが、それでも世界のバイオソリッドの約30%は備蓄されたり、埋め立てに回されたりして度々環境問題を引き起こしています。
そのため、これまでにも多くの研究者たちが、無制限に供給されるバイオソリッドを有効活用できないか研究してきました。
そんな中でバイオソリッドを水素生成資源として注目してきたのが、シャー氏ら研究チームであり、この度実現することになったのです。