失われたゴキブリの社会性を求めて

ゴキブリはシロアリと同じグループに属する、恐竜時代より前から地球上に存在した、古いタイプの昆虫です。
日本の家庭に多く存在するチャバネゴキブリは緩やかな集団生活をすることが知られていますが、女王の存在は確認されていません。
しかし研究チームは、恐竜時代にはゴキブリたちも社会性を持っていたと考えています。
ですが何らかの原因で恐竜の絶滅を境に、シロアリだけが社会性を持ち、ゴキブリからは失われてしまったようです。
研究チームは今後も同地で新たなゴキブリを探し、ゴキブリの失われた社会性の手掛かりをつかむとしています。