翼を獲得した恐竜

今回研究の対象とされたのは「イー」と「アンボプテリクス」と呼ばれる2種の翼を持った恐竜です。
この2種は、約1億6000万年前後期ジュラ紀の中国にいた体重約1kg程度の小型の恐竜です。彼らは獣脚類(ティラノサウルスなど2足歩行の恐竜)から鳥類へと派生していったグループの1つだと考えられていますが、その中でもかなり特殊な例だったようです。
ほとんどの獣脚類は地上を好む肉食動物でしたが、イーとアンボプテリクスは木の上に住み、昆虫や種子、植物などを食べて生活していました。
彼らはコウモリのような翼膜を持ち、木から木へとモモンガやムササビのように滑空していたと考えられています。