大気組成を記録する溶岩の実験
この問題を解決させるためには、実際に溶岩を作り出し、さまざまな組成のガスの中でそれを冷やしたとき、岩にどんな痕跡が残るのかを調査するしかありません。
そこで研究チームは地球初期のマントル(カンラン岩)の構成要素を組み立てて、初期地球のミニチュアバージョンを作りました。
ただ、この再現されたマントルを溶かすためには、2000℃近い高温が必要で、これまでこの高熱を実現する方法がありませんでした。
要は、地球初期の大気組成を調べる方法は考案されていたものの、実現できていなかったのです。
しかし、最新のレーザー炉技術の開発がこの実験を可能にしました。

次に地球初期の大気に存在した可能性のあるさまざまな化学組成のガスを作り出しました。
そして、そのガスの中でマントルが冷えて固まったときどんな痕跡が残るのか、実験を繰り返して確認したのです。
こうしてチームは古い溶岩のサンプルと一致する大気組成を、実験から探し出しました。

























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