大豆タンパク質から生分解性プラスチック代替品を開発!
研究チームは、植物タンパク質として「大豆タンパク質分離物(SPI:soy protein isolate)」を利用しました。
SPIは大豆油生産の副産物として容易に入手できるため、原材料としては非常に優秀です。
そしていくつかの処理によって、水素結合で強化された大豆タンパク質構造の形成に成功。
最終的にはビニールのような不溶性フィルムを生成できました。
研究チームによると、製造のエネルギー効率は高く、工業規模の製造展開が可能とのこと。
また通常のプラスチックと同等の性能と耐久性を備えていますが、生分解性があり、ほとんどの自然環境で分解されます。
そのため将来的には、一般的なプラスチック製品に取って代わる可能性があります。
現在でもすでに、ケンブリッジ大学からスピンアウトした企業Xamplaによって、植物由来のプラスチック代替品が商品化されています。
環境にやさしく頑丈なプラスチック代替品が広まるのも、そう遠くはないかもしれませんね。