研究チームが教える「粗悪なCO2センサの見分け方」
今回の調査結果から、安価なCO2センサの過半数はCO2濃度を正確に測定できない粗悪品だと分かります。
これは感染リスクの過小評価や過大評価につながるため、感染症対策としては致命的だと言えるでしょう。
そこでチームは、そのようなリスクを低減するためにも、「粗悪なCO2センサの見分け方」も紹介しています。
- 購入したCO2センサが野外の新鮮な空気の中で340~460ppmの数値を表示するか確認。数値が大きくズレるなら粗悪品かもしれない。
- センサに息を吹きかけ、濃度(ppm)が取扱説明書に示された限界測定値まで上がるか確認。センサをビニール袋に入れ、呼気で膨らませたときの数値も確認できる。反応しないなら粗悪品かもしれない。
- 消毒用アルコールを吹き付けた手をセンサに近づけ、数値が上昇しないか確認。数値が大幅に上昇するなら疑似センサの可能性あり。
感染症対策の商品が急増している今、効果を鵜呑みにするのではなく、しっかりと確かめることが大切です。
とはいえ、一般の人では判断できない場合も多く、今回のような研究機関による検証は今後も必要となるでしょう。