想像の画像を思い浮かべているとき脳は本当に視覚を活性化させていた
現実と想像の両方の画像があるとき、脳では何が起きているのか?
答えを得るため研究者たちは、被験者がある画像(人間の画像など)をみているときに、別の画像(山の画像など)を想像してもらい、その時の神経活動データを分析しました。
結果、視覚野の神経活動パターンが目にしている画像(人間)から想像の画像(山の画像)に近づくことが判明します。
この結果は、被験者は画像を想像することで、実際に視覚野の脳活動を変化させていることを示します。
人間は目の前の画像を差し置いて想像の画像に没頭する「うわのそら状態」が存在しますが、このときの脳は本当に視覚野を活性化させていたようです。