2022年の天文現象振り返り
注目した天文現象と観測結果
1月4日:しぶんぎ座流星群
2022年は極大の予想時間も月明かりも、ほぼ最高の条件でした。夜明け前にベランダで15分ほど観測したところ、明るく長い軌跡を描く流星をひとつ見ることができました!
5月1日:木星と金星が大接近
明るい2大惑星の接近で期待大の現象。「星のソムリエ®」仲間と観測条件のいいところにキャンプに赴き、良い望遠鏡とカメラで撮影をと狙っていたのですが…残念ながら雨で見られませんでした。
7月10日:さそり座の額にある星、δ(デルタ)星ジュバの星食
望遠鏡を通して見ることができました。ジュバは2等星なので普段なら肉眼で見えますが、当日はかなり月が明るく目立たなくなってしまい、思ったより地味でした。
7月21日:火星食
東京では火星が月に隠れた状態で月の出、出現だけ見られる状況でしたが、高度が7°と低すぎて観測は無理でした。
8月13日:ペルセウス座流星群
もともと極大の予想時刻は朝10時のうえ、12日が満月で条件は良くなかったですし、ピーク当日は天候が悪かったです。翌日に観測したものの、流星は見られませんでした。
11月8日:皆既月食&天王星食
全国的に晴れのところが多く、全行程が見られたので盛り上がりましたね。皆既中の天王星食も、口径60の低倍率の望遠鏡で見られるか心配でしたが、天王星の潜入から出現まで全行程を見られました!
皆既中の月の下の部分ギリギリに天王星が位置しており、潜入する直前の写真です。
12月1日:火星が最接近
火星はこの日だけ見えるというものではないので、2022年は徐々に明るくなっていく様子を楽しませてもらいました。来年1月くらいまでは、まだまだ楽しめそうですね。
12月14日:ふたご座流星群
2022年は当たり年でしたね。月明かりは少しあったものの、さすが極大の予想が22時で観測に好条件な時刻。22時頃から30分の観測で7個の流星が見え、うち3個は1等星以上に明るいものでした!
2022年の天文現象Best3は?
ほかにもナゾロジーでは「スーパームーン」や「オリオン座流星群」の観測情報なども紹介したのですが、期待値の高かった天文現象と結果は以上。ということで、個人的な2022年の天文現象Best3はこちらです。
- 皆既月食&天王星食
- ふたご座流星群
- しぶんぎ座流星群