AIロボットを「副操縦士」に据える
2人のパイロットが操縦する飛行機に乗っているところを想像してみましょう。
ただし、パイロットの片方は「人間」、もう片方は「AI」です。
AIは副操縦士として機長の仕事をサポートします。
基本的には人間である機長が主導権を握り、機体をコントロールしますが、もし機長が注意散漫になったり、何らかの危険信号を見逃したりするとAIが指摘してくれます。
「機長、よそ見してますよ」とか「前方〇〇キロ先に積乱雲が発生です」というように。
そうしたAIシステムを目指して開発されたのが「Air-Guardian」です。
パイロットは現在、複数のモニターや管制官とのやり取りを通して大量の情報に接していますが、一方で人間の能力では対処しきれない問題が空や機体にはたくさんあります。
そこでAir-Guardianは生身の人間では不可能なデータ分析を行い、機長と連携してより安全な飛行機の航行を実現します。
では、Air-Guardianは具体的にどんな仕事をしてくれるのでしょうか?