お風呂に入りすぎることも問題
先の3人とは正反対に、過度の潔癖症からか、1日に何度もシャワーを浴びたり入浴する人がいます。
しかし専門家に言わせれば、体を洗いすぎることで起きる問題もあるのです。
1つ目は「肌の乾燥」です。
頻繁にシャワーを浴びたり、体を洗いすぎると、肌の表面にある皮脂(天然の保湿成分)が失われます。
これにより、肌の乾燥が進み、かゆみやひび割れが生じることがあります。
特に熱いお湯での長時間のシャワーは、皮膚の水分保持能力を低下させやすいです。
2つ目は「肌のバリア機能の損傷」です。
肌は天然のバリアとして、外部の刺激や病原菌から体を守っています。
しかし、過剰な洗浄や洗浄剤の使用により、このバリア機能が損なわれ、敏感肌やアレルギー反応、炎症が起こりやすくなります。
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3つ目は「湿疹や酒さの悪化」です。
洗いすぎは肌を過度に刺激するため、湿疹(アトピー性皮膚炎)や酒さ(しゅさ:顔の血管が膨張し、赤みが生じる慢性皮膚疾患)の悪化を招くことがあります。
特に敏感肌の人にとっては、強い洗浄剤や頻繁なシャワーは逆効果となることがあります。
それから4つ目として「免疫機能の低下」も指摘されます。
実は私たちの肌には有害な細菌だけではなく、健康にとって必要な善玉菌も住んでいます。
過度に体を洗いすぎることで、これらの善玉菌が失われ、皮膚の自然な防御機能が低下し、感染症やアレルギーが発生しやすくなるのです。
このようにお風呂に入らないことも問題ですが、いくら綺麗好きとはいえ、シャワーや入浴は1日1〜2回にとどめておくようにしましょう。