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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
health

50年以上もお風呂に入らなかった男性、半世紀ぶりに入浴したら逆に体調が悪化 (3/3)

2025.02.07 11:30:18 Friday

前ページお風呂に入らなくなると何が起きる?

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お風呂に入りすぎることも問題

先の3人とは正反対に、過度の潔癖症からか、1日に何度もシャワーを浴びたり入浴する人がいます。

しかし専門家に言わせれば、体を洗いすぎることで起きる問題もあるのです。

1つ目は「肌の乾燥」です。

頻繁にシャワーを浴びたり、体を洗いすぎると、肌の表面にある皮脂(天然の保湿成分)が失われます。

これにより、肌の乾燥が進み、かゆみやひび割れが生じることがあります。

特に熱いお湯での長時間のシャワーは、皮膚の水分保持能力を低下させやすいです。

2つ目は「肌のバリア機能の損傷」です。

肌は天然のバリアとして、外部の刺激や病原から体を守っています。

しかし、過剰な洗浄や洗浄剤の使用により、このバリア機能が損なわれ、敏感肌やアレルギー反応、炎症が起こりやすくなります。

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Credit: canva

3つ目は「湿疹や酒さの悪化」です。

洗いすぎは肌を過度に刺激するため、湿疹(アトピー性皮膚炎)や酒さ(しゅさ:顔の血管が膨張し、赤みが生じる慢性皮膚疾患)の悪化を招くことがあります。

特に敏感肌の人にとっては、強い洗浄剤や頻繁なシャワーは逆効果となることがあります。

それから4つ目として免疫機能の低下」も指摘されます。

実は私たちの肌には有害な細菌だけではなく、健康にとって必要な善玉菌も住んでいます。

過度に体を洗いすぎることで、これらの善玉菌が失われ、皮膚の自然な防御機能が低下し、感染症やアレルギーが発生しやすくなるのです。

このようにお風呂に入らないことも問題ですが、いくら綺麗好きとはいえ、シャワーや入浴は1日1〜2回にとどめておくようにしましょう。

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