光電効果
光とは一体何なのでしょうか?
これはニュートン時代からの疑問でした。
光は、波なのか粒子なのか?
多くの物理学者は、光は波である、と思っていました。
その証拠が2重スリットによる実験です。
衝立に細いスリットを2本作り、そこに光を照射すると、反対側に干渉の縞が現れます。これは、波特有の性質だ。よって、「光は波である」と思われていました。
ただ、ここで光電効果という現象が立ちはだかります。
これは、波では説明がつかないのです。
光電効果とは、金属に光を当てると電子が飛び出す、という現象です。この現象は次のようになっています。
いくら光を強くしても、電子が飛び出ないことがあります。光の振動数を変えると電子が飛び出るのです。
光が波ならば、強くすればするほど電子が飛び出るはず。金属に張り付いている電子を、強い光で引きはがすのだ、と思うのが常識です。
しかし事実は常識には当てはまりませんでした。