ハチにも「気分」はあるのか?
マルハナバチやミツバチは、単に本能で動く小さな機械ではありません。彼らは学習し、記憶し、経験をもとに行動を変えることができます。
特に注目されているのが「認知バイアス」と呼ばれる現象です。
これは、曖昧な状況を楽観的にとらえるか、悲観的にとらえるかという傾向のことです。
ある実験では、ハチに甘い液体と苦い液体をそれぞれ異なる匂いと結びつけて覚えさせました。その後、どちらとも言えない「中間の匂い」を提示します。
もしハチがすぐに近づけば、「もしかしたら甘いかもしれない」と楽観的に判断していると考えられます。逆に、ためらえば悲観的な解釈をしている可能性があります。
実際、巣を揺らして捕食者の襲撃をまねた後のハチは、この曖昧な匂いを避ける傾向がありました。
一方で、事前に甘い報酬を与えられたマルハナバチは、より積極的に曖昧な匂いに近づきました。
これはハチが一時的な刺激だけでなく、「気分」のような持続的な状態を持っていることを示唆します。
つまりハチにも、機嫌が良いときと悪いときがある可能性があるのです。



























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