■ARで食事の外観をリアルタイムで変え味覚を操作する技術が誕生
■15万点の食品画像データを参考にしている
■病気などの様々な理由で不本意な食事をしている人を幸せにすることができる
視覚からの情報はマジで大きいという案件です。
奈良先端科学技術大学院大学、電気通信大学、東京大学の研究チームが、AR技術を使ってリアルタイムに食品の外観を変化させることによって、視覚的アプローチから味覚を操作する技術を開発しました。
この技術は、一部の麺類とご飯をリアルタイムで別の食品の姿に変え、さらに「食べているもの」を「見えているもの」の味に錯覚させることができるのです。
研究の概要はYoutube上に投稿されている動画からも確認できます。
約15万枚の食品画像データから学習
ヒトはものを食べる時、味覚以外にも視覚や嗅覚からの情報を総合して味を判断するといわれています。今回の研究は視覚からの情報を大胆に変えることで、実際に味を変化させようという試みです。
今回の研究では、ARと約15万枚の食品画像データを使った機械学習の力で、そうめんの姿をラーメンや焼きそばにリアルタイム変換することに成功しました。また、ご飯をカレーライスやチャーハンに変換することにも成功しています。
この研究が実用化すれば、病気などで食事制限がある人も、好きなものを食べている満足感を味わえるようになるかもしれません。
ところでこの研究、狩野英孝とコラボして、ラーメンとつけ麺がイケメンになったりする技術が簡単に作れそうな気がします。