人間の身の回りを片付ける行動特性は遺伝しやすいらしい
一方人間には、「整理整頓」が得意な人間とそうでない人間がいます。
身体特性と同じように、行動特性に影響を与えるのは環境だけではなく、遺伝することもあります。特定の行動特性は、他の特性より次世代に引き継がれやすい傾向があり、病気に掛かったり天敵に食べられたりするのを防ぐために清潔さを保つこともその1つです。
時に私たちは、「人間は他の生き物よりも優秀・高等だ」という幻想を抱きがちです。ですが、ダーウィンが唱えたように、人間と他の動物の心の違いは、程度の違いであり、種類の違いではありません。身の回りを片付けて整然と保ち、病気や危険から身を守り、食べ物や貴重品を安全な場所にキープする…。人間も他の生き物も、していることは基本的に同じですね。

一方で、環境を整えることが、生存の観点からもかなり重要なことが分かります。「猫の手も借りたいくらいに忙しくて、家の片付けができない」と、ボヤいているそこのあなた。案外、手を貸してくれるのは、ネズミかもしれません。
でも家の中にネズミが現れたら、自分の中の「お片付けエンジン」が一気にフル回転しはじめるかもしれませんが…。