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群れで泳いでいた魚をそのまま閉じ込めた5千万年前の化石を発見 (2/2)

2019.06.01 Saturday

前ページ「めだかの学校」 5千万年前から存在

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「まさかの今!?」 何かをしている真っ最中に化石に…

約5,600万年前から3,390万年前まで続いた始新世だが、その特徴の1つは、幅広い気候条件を経験したことである。過去6,600万年でもっとも暑い気候にさらされた時期もあるかと思えば、極寒の気候で終焉を迎えた。

哺乳類目のもっとも古い時代の化石の多くは、始新世の地層から出土している。そして忘れてはいけないのは、始新世の海が、多くの魚や水生動物が暮らす魚たちの楽園だったということだ。

魚の群泳がいつどのようにして始まったのかを正確に特定し、類似した行動様式が他の生物にも発展した経緯を限定するには、さらなる調査が必要だ。

同じように「集団」で行動する生物(エビ、哺乳動物、恐竜など)の化石を調べることは、太古に存在した生物の生態を理解し、集団運動の背景にある進化の過程を再構築するのに、大いに役立つはずだ、と水元氏は語っている。

「えっ、今!?」/ Credit: depositphotos

論文では、何かをしている最中に化石化した生物の例として、喧嘩中の恐竜、行進中の三葉虫、交尾中の昆虫が挙げられている。まさか、その瞬間に固まってしまい、ずっと後になってその姿を人の目にさらされるなんて、彼らには思いもよらなかっただろう。

Erismatopterus levatusの化石は、福井県立恐竜博物館で公開されている。

進化を迷走したカニ!?いろんな生物パーツを持つキメラの化石が発見される

reference: zmescience / written by まりえってぃ

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