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目覚まし時計のスヌーズ機能は健康に悪影響を及ぼしていた (2/2)

2019.06.10 Monday

前ページ良質な睡眠の鍵は「概日リズム」の維持

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二度寝しても疲れはとれない

睡眠のリズムに悪影響を与える要因はさまざまだ。たとえば、イビキや睡眠時無呼吸などによって呼吸が妨げられると、正常な睡眠のプロセスが乱れ、熟睡感が得られないまま目覚めてしまう。また、就寝前の電子機器の過度な使用や飲酒・喫煙・食事によっても、睡眠の質は落ちる。

スヌーズ機能の使用は、十代で習慣化するケースが多い。思春期は、夜更かしや朝寝坊をしたいという欲求が高まるため、概日リズムが乱れがちだ。

しかし、スヌーズボタンを押して布団から出る時間を数分遅らせたからといって、疲労回復をもたらす睡眠時間が増えて疲労回復につながるわけでは決してないのだ。むしろ、二度寝・三度寝は脳を混乱させ、眠気を誘発する神経化学物質をさらに多く分泌させる恐れもある。

Credit: pixabay

ベストなのは、やはり起きるべき時間に目覚まし時計をセットし、アラームが鳴ったら一度で起きることのようだ。「どうも目覚めがスッキリしないなー」という人は、今日からスヌーズボタンとおさらばしてみよう。

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