Point
■ネットの使いすぎで脳の機能が変化
■ネットは注意力、記憶力、社会性といった脳の機能に影響
■若者と高齢者でインターネットの影響が違うことも
ネットを愛する皆さんにはこの上ない悲報だ。
インターネットを使いすぎると、脳が「オンライン脳」になってしまうという研究が発表された。
メンタルヘルスの専門家たちがこれまでの研究をまとめたところ、インターネットの使用は注意力、記憶力、社会性といった脳の機能にネガティブな影響を与えることがあるというのだ。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/wps.20617
注意力
注意力については、インターネットの影響ありとする論文も、なしとする論文もある。
「影響がある」とした論文によると、「動画を見ながらチャットする」というように複数の作業を同時に行う「マルチタスク」が注意力を下げるそうだ。
マルチタスクについては他にも悪影響を論じる研究が数多くあるので、なるべく避けたい行為だ。同時並行ではなく、順番に調べ物をしていけば影響を減じられるかもしれない。