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1年がたった18時間の惑星を発見!でももうすぐ消えるかも… (2/2)

2020.02.21 Friday

前ページ1年が18時間の惑星

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この惑星の運命は?

NGTS-10bは木星より20%ほど大きく、視線速度法により質量は木星の2倍強あることがわかっています。また、平均気温は1000℃以上だと推定されています。

この星系の主星は、太陽半径の70%ほどのサイズしかありませんが、NGTS-10bの公転軌道は、主星の直径のわずか2倍という近距離にあります。

これは恒星の潮汐力によって惑星が引き裂かれるギリギリの危険位置だといいます。

木星のような巨大ガス惑星は、恒星から遠く離れた場所―水分が凍りつく雪線と呼ばれる境界よりも外側―で形成されます。

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太陽系形成の標準シナリオの模式図。/Credit:自然科学研究機構 国立天文台

そのためホットジュピターが、恒星のすぐ近くまで移動している理由は、惑星形成中に降着円盤との相互作用によって移動したか、誕生後しばらく経過してから他の惑星との相互作用で移動したと考えられています。

研究者たちは、今後10年近くの時間をかけて、高精度の測定を行い、この惑星がどのように移動したのか? またそれによって惑星は当分の間、軌道に留まるのか? 恒星へと落ちていき崩壊するのか? を見極める予定だと言います。

また、この惑星の大気特性についても、近日稼働が予定されているジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡による調査候補になっています。

もしこの惑星が、今後恒星の中へと巻き込まれて崩壊することになったとしたら、私たちがまだ知らない惑星の構造について多くの知識が得られるかもしれません。

1年間が7分!? とんでもない速度で公転する連星を発見

reference: Phys,University of Warwick/ written by KAIN

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