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青色や紫色の炎がつくれるカラーキャンドルがおもしろい!ひみつは「炎色反応」 (2/4)

2020.04.16 Thursday

前ページ炎の色の正体は金属元素による「炎色反応」!

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炎色反応の仕組みを解説

なぜ金属を燃やすと炎の色が変化するのでしょう?

その理由は、金属原子中の電子が励起状態(れいきじょうたい)になるからです。

炎によって金属が加熱されると、金属の「原子」の中に存在する「電子」が熱エネルギーを持った不安定な状態になります。

すると、普段「電子」が存在している軌道から別の軌道へと移動します。この状態を励起状態といいます。

励起状態になってしまった「電子」は、与えられた熱エネルギーを放出して、元の軌道に戻ろうとします。このとき、熱エネルギーを光エネルギーとして放出します。

画像
n=3の軌道からn=2の軌道に電子が戻ろうとしている図。ΔEが光エネルギー。 / credit: DifferenceBetween.com

次ページ多くの種類の色があるのはなぜ?

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