炎色反応の仕組みを解説
なぜ金属を燃やすと炎の色が変化するのでしょう?
その理由は、金属原子中の電子が励起状態(れいきじょうたい)になるからです。
炎によって金属が加熱されると、金属の「原子」の中に存在する「電子」が熱エネルギーを持った不安定な状態になります。
すると、普段「電子」が存在している軌道から別の軌道へと移動します。この状態を励起状態といいます。
励起状態になってしまった「電子」は、与えられた熱エネルギーを放出して、元の軌道に戻ろうとします。このとき、熱エネルギーを光エネルギーとして放出します。