chemistry

青色や紫色の炎がつくれるカラーキャンドルがおもしろい!ひみつは「炎色反応」 (3/4)

2020.04.16 Thursday

前ページ炎色反応の仕組みを解説

<

1

2

3

4

>

多くの種類の色があるのはなぜ?

なぜ金属の種類によって、炎色反応の色が違って見えるのでしょうか?

それは金属ごとに励起する電子が、放出する光エネルギーの大きさが違うからです。

光エネルギーは「 E = hc / λ 」と表されます。

Eが光エネルギー、hが定数、cが光の速さ、λが光の波長です。hとcは定数なので、光エネルギーによって、光の波長が変わることをこの式は表しています。

光の波長が変わると、人には色が違って見えます。

画像
光の波長によって見える色の一覧。上の数字が波長(nm)を示している。 / credit: wikipedia(pabulic domain)

例えば、ナトリウムの炎色反応は、ナトリウムの電子が励起状態から戻るときに波長570〜590 nm(ナノメートル)の光を放出するため、色がY(黄色)に見えます。

次ページ他にもあるよ!身近な炎色反応!

<

1

2

3

4

>

人気記事ランキング

  • TODAY
  • WEEK
  • MONTH

Amazonお買い得品ランキング

化学のニュースchemistry news

もっと見る

役立つ科学情報

注目の科学ニュースpick up !!