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思い込みで薬が効く「プラシーボ効果」は”偽薬とわかって使っても”効果がある (3/3)

2020.08.17 Monday

前ページ偽りのないプラシーボ効果実験

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信じる者は救われる?

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Credit:depositphotos

今回の実験から即座に治療法を変えるというわけにはいきません。まだまだ多くの研究が必要になるでしょう。

しかし、プラシーボ効果は単純に患者を騙すことが必要な問題ではなかったことが、今回の研究から明らかになりました。

「プラシーボ効果とはすべて精神に関わるものです」と、今回の研究チームの1人ミシガン州立大学の心理学者Jason S. Moser氏はいいます。

重要なのは効果を信用するということです。患者を助けるためには、多くの薬を処方するよりも偽薬が役立つ可能性があるということをきちんと伝え、その効果を信じることができれば患者を騙す必要はないのです。

「騙されたと思って食べてみて」なんて言われることがありますが、プラシーボ効果の場合これは実際ちゃんと意味のあるセリフになるようです。

この研究は、米国ミシガン州立大学の研究者Darwin A. Guevarra氏を筆頭とした研究チームより発表され、論文はオンライン学術誌『Nature Communications』に7月29日付けで掲載されています。

Placebos without deception reduce self-report and neural measures of emotional distress
https://www.nature.com/articles/s41467-020-17654-y#MOESM1

食べ歩きで食べ物がマズくなるという研究

reference: sciencealert,medicalxpress/ written by KAIN

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