既存薬の転用で安全性と低価格を実現
今回の研究により、比較的身近な抗うつ薬が新型コロナウイルスに一定の効果があることが示されました。
フルボキサミンは日本では1995年から発売されており、25年に及ぶ安全性のデータが蓄積され、後発医薬品(ジェネリック)もあるため、安価での大量生産がが可能です。
現状では飲むことで抗うつ薬としての作用を伴いますが、命との引き換えならば許容できるかもしれません。
研究者たちは今後、より大規模な臨床試験を行い、新型コロナウイルスに対する治療薬としての普及を目指すとのこと。
ココロを治す薬が新型コロナから命まで救ってくれる日は遠くないかもしれません。
この研究はまだ検証段階で、大規模な臨床試験が行われていない研究です。医師に処方されていない方が抗うつ剤を摂取したり、正しい用量を守らずに使用することはお控えください。