新タービンは風の渦による振動を増幅させている
ハネなしの新タービンは振動で発電します。
断面図から分かるように、新タービンは外筒と内部の弾性ロッドで成り立っています。

まず外筒が風の力を受けて、弾性ロッドと共に左右に振動します。
そしてこのとき、固定されたコアとの間で反復運動が発生。ここにコイルと磁石を組み込むことで発電が可能になるのです。
しかし、柱のように真っすぐな外筒では、風の力で振動するのは難しいように思えます。
ここにはどのような原理が働いているのでしょうか?
Vortex Bladeless社によると、新タービンは「渦励振(うずれいしん)」という現象を利用しているとのこと。
風などの流れのなかに物体を置くと、その後方には渦が周期的に発生します。そして渦の力によって物体が振動するのです。

もちろん、これだけでは物体が少し振動するだけです。
ところが新タービンは渦の周波数と物体の振動周波数をあえて近づけることで、その力を増幅させています。
もともとこの共振現象は設計の際に「避けるべき要素」として考慮されます。
なぜならこれによって風の抵抗を受けにくい構造物でも大きく振動し、損壊してしまうおそれがあるからです。
ところが風力発電においては、逆にメリットとなります。省スペースでコンパクトな装置でも大きく振動させて発電できるのです。
現在、Vortex Bladeless社はより大きなタービンを作るために産業パートナーを探しています。
今後の進展によっては、ブレードのないタービンが普及する可能性もあります。「近くの公園で新タービンが振動している」なんてこともあるかもしれませんね。
ぶるぶる震えるやつかなと思ったらそうだった。
共振させてそれの運動エネルギー奪って発電するのは発想としては面白いですよね。
構造物にその機構組み込めば橋とかビルとかもっと高く簡単な構造にできますし。
本当に強度的に問題ないんかな・・・
材質劣化して10年後にポッキリとか
これが実用化したら、ウネウネとしたものが色んなところに生えるのか。
揺れりゃいいんだったら地震を受けると発動すんのかなぁ?
各家庭に一本設置するだけで電気代不要の未来くる?
発電できる電力量自体は普通の風力発電と比べて大きいんだろうか。結局立地とコストメリットの問題になりそう。
あと共振をあえてさせるってことは風が強いときや嵐で振動がめっちゃ大きくなって破断&どっかに吹っ飛んでいくとかありそうで怖いね。対策はどうやってるんだろう。
電気主任技術者を選任すれば、できるかもね。
ニョロニョロ型で密集して立てて欲しい
日本で作ったらくねくね呼ばわりか
これは本当に画期的な逆転の発想ですね。ただ,物体の振動周波数と同調させるというのは,テスラの地震発生装置と似ている感じがあるので,構造物が破損する危険がありそうです。たぶん,材質の強度ではなく,クネクネするような柔軟性が重要では。なお,風よりも水のほうが力は強いので,川や海の水流発電として実用化できないものでしょうか?
テスラの地震発生装置のこと勉強になりました。
この発電装置密集して植えるともしかしたら、テスラの実験の再現になるのかもしれないな・・・
ビルの上に建てるときは振動をさせ、振動を伝達させないっていう別の技術が必要になってくるのかも・・・?