人間のうつ病も親の「経験」が原因かもしれない
今回の研究により哺乳類でも、親の「経験」が子に遺伝することが示されました。
重度の「うつ状態」に陥った父マウスたちは、生命の設計図であるDNAを変化させなくとも、遺伝子の活性度を変化させることで、自分の経験を次世代に遺伝させていたようです。
経験が遺伝されたことにより、子マウスはストレスに対して弱く過敏になってしまいましたが、これは危険を回避しようとする強い動機を子マウスに授けることにもつながります。
つまり生存率の増加につながる親からの贈り物というわけです。
研究者たちは今回の結果を、気分障害など人間のストレス反応の理解に応用できると考えています。
これまで精神疾患については、家族の病歴などを調べることがあっても、親の「経験」については全く触れられていませんでした。
しかし今回の研究により親の「経験」という新たな原因が示されたことで、全く新概念の治療薬の開発につながると期待されます。
もしかしたら未来のメンタルクリニックでは初診時に自分の経験に加えて、親の「経験」を記入する欄があるかもしれません。
※この記事は2021年6月公開のものを再掲載したものです。
父親の年齢がかなり高い子供は少年時代から大人っぽいのはそういうことなんだろうね
韓国人と日本人のDNAは世界で最も似ているみたいだけど性格などは違うように感じる
これは長い間、違った環境で育ってきたからなんだと思う
世界的に見ると日本人の性格は特殊らしいので世界的にも珍しい環境なんでしょう
それが日本で経験したものか、日本に来る前の経験なのかはわかりませんが
敗戦後に産まれた人には全て慢性的敗北ストレスにさらされた精子と卵子から誕生した子ども達が多いのでしょうか。遺伝子転写が永久に続くとなると…
今回の記事はとても興味深く読ませていただきました。