ペットボトルの新たなリサイクル先はバニラ香料かもしれない
バニリンとはバニラの香りの主成分であり、天然物であればバニラビーンズの中に多く含まれます。
そしてバニリンは人工的な合成も可能であり、天然物に比べてはるかに安価です。
そのため現在、私たちの周りにあるバニラ香料のほとんどは、合成バニリンが使用されています。
さて、今回の研究ではペットボトルのリサイクル先として、バニリンが挙げられています。
全く無関係のように思えますが、研究チームはプラスチックをバニリンに変換する方法を発見したのです。
2021.06.19 Saturday
アイスクリームやスイーツに使用されるバニラは、多くの消費者が好む香りです。
イギリス・エディンバラ大学(University of Edinburgh)生物科学部に所属するジョアンナ・サドレラ氏ら研究チームは、一般的な大腸菌によってポリエチレンテレフタラート(略称:PET)をバニラ香料「バニリン」に変換することに成功しました。
使用済みペットボトルのリサイクル先として新たな展開が期待できます。
研究の詳細は、6月10日付の科学誌『Green Chemistry』に掲載されました。
目次
バニリンとはバニラの香りの主成分であり、天然物であればバニラビーンズの中に多く含まれます。
そしてバニリンは人工的な合成も可能であり、天然物に比べてはるかに安価です。
そのため現在、私たちの周りにあるバニラ香料のほとんどは、合成バニリンが使用されています。
さて、今回の研究ではペットボトルのリサイクル先として、バニリンが挙げられています。
全く無関係のように思えますが、研究チームはプラスチックをバニリンに変換する方法を発見したのです。
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