フック付き触手で獲物を待ち伏せる

今回の研究により、アンモナイトの足がヌルヌルではなく、複数の「フック」を持つギザギザであったことが示されました。
研究者たちは、これらアンモナイトの「フック」が、獲物を引っかけて口に運ぶための捕食装置であると考えています。
動きが遅く獲物を積極的に追いかける能力が低かったアンモナイトは、近寄ってきた獲物を「フック」つきの触手でつかまえて、口に運んでいたのでしょう。
白亜紀末期、地球に巨大隕石が衝突すると、恐竜たちと同じくアンモナイトも絶滅してしまいました。
アンモナイトの意外な摂食方法が示されたことで、繁栄と絶滅の理由も解明されるかもしれませんね。