オパールの遊色効果(プレイ・オブ・カラー)
オパールの最大の特徴である遊色効果。
光を当てると虹色に輝くその秘密は、オパールの構造にあります。
オパールは、目に見えないサイズのシリカ球が集まってできています。
光がシリカ球の隙間を通る時、プリズムを通した時と同じように光の色が何色にも分かれます。
これを「回折(かいせつ)」と呼びます。
さらに回折した光は、お互いに波長を強めたり弱めたりしあい、さまざまな色になるのです。
これを「光の干渉」と呼びます。
この回折と光の干渉が起こることで、さまざまな色の光が生まれ、私たちの目に飛び込んできます。
これが遊色効果のしくみなのです。
これと近い効果が起こるものに「シャボン玉」が挙げられます。
これも、回折と光の干渉が起こることで、表面に独特の虹色の光が生まれているのです。
なお、シリカ球のサイズが均一で、規則正しく並んでいるものほど遊色効果がはっきりと現れるという特徴があります。