極端に制限することは「元気で長生き」につながらない!
本研究は、日本人の極端な炭水化物摂取および脂質摂取が、寿命に影響を与える可能性を示したものです。
研究者らは、この結果について「将来の死亡リスクを考えるうえで、食事バランスの重要性が示された」と述べています。
そのうえで「糖質制限食が良い」や「糖質を多く摂取する食事法が良い」などの決めつけや、「脂質摂取は制限すべき」などとする極端な食事習慣については、見直すよう提言しています。
今後は、追跡調査により、さらに細かな死因ごとの検討やがん部位別での評価を視野に入れているそうです。分子生物学的なメカニズムの探索と解明を含め、日本人の食事傾向と死亡リスクとの関連がさらに明らかになることが期待されます。