過剰な運動量は精神状態を悪化させる
この研究によると、運動と精神状態には「U字型」の関係性があるようです。
つまり、ある地点まで運動頻度を増やすことでメンタルを改善できますが、ある地点を超えるとメンタル状態を悪化させてしまうということです。
その折り返し地点である、メンタル面を改善する運動の最適なペースは「1日30-60分、週3-5回」でした。
この折り返し地点を越えた「1日90分以上、1ヵ月23回以上」の運動は、精神状態にとって最適な運動量の場合と比較し、過去1か月に落ち込む日数が約1.5倍増え、メンタルヘルスが悪化してしまう可能性が確認されました。
研究チームは「これまで人々は、運動をすれば精神的健康が良くなると信じてきた。しかし、私たちの研究はそうではないことを示唆している。1回の90分以上の運動を月に23回以上を行うような過剰な運動は、精神的健康状態が良くなるのではなく、悪化する。」と述べています。
運動をする際は、身体的・精神的にも健康になれるよう、時間と頻度に注意し、運動をするよう意識してみてください。