洋の東西を問わず、アニメやゲームに登場する伝説の存在「ドラゴン」。
それは鳥のように優雅に空を飛び、ときにカッコよく火を噴く姿で描かれます。そのような生命体はもちろん発見されていませんが、化石の調査から、飛行能力を有した爬虫類や恐竜の存在は確認されています。
しかし、さすがに「火を噴く」生命体はいくら過去を遡っても見つかっていません。
では、火を噴くドラゴンは科学的にありえないのでしょうか。もしありえるとしたら、どのようなメカニズムになっているのでしょうか。
ドラゴンの翼の大きさは?
科学者は鳥が飛竜の子孫であると考えており、ドラゴンも空を飛べることが可能と考えています。では、一体ドラゴンはどのくらいの大きさなのでしょうか。
白亜紀後期に生息していた翼竜ケツァルコアトルスは、飛行動物の中で最も巨大でした。その翼の大きさは約11メートル、重さは200から250キログラムあったと推察されています。その翼の大きさはビルの3階分に位置し、重さはトラと同じくらいの重さです。
現在生息している鳥は恐竜ほど大きくありません。それにはいくつかの説があり、翼の大きさを維持するための消費エネルギーの影響や、地球の気候変動や大気の構成要素の変化などがあります。